メガネの坂本スペシャル企画!
レンズマスター坂本が送るへら鮒的偏光サングラスの勧め
第二話 実釣
へら鮒釣り氏にも偏光サングラスの良さを知ってもらおうと立ち上がった私(坂本健博)とSHINGOの二人(第一話参照)。
難しい話をしつつも根っからの釣りキチの二人、実際にへら鮒釣りに行くことに・・・。へら鮒釣り最強の偏光サングラスを求めフィールドテストをする為である。
当日の天候は薄曇の間から時折太陽が顔を出す状況、レンズ選びが一番難しい天候でレンズマスターはいかなるレンズを選び出すのか・・・。
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レンズマスター 坂本健博 (さかもと たけひろ)
ルアー・フライ・鮎釣り、バストーナメントにも参戦する根っからの釣りキチ。ヘラ鮒釣りは初心者だが、どんなモデル(偏光サングラス)が最適かつ最高なものなのか検証中である。 |
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メガネの坂本フィールドスタッフ SHINGO私に負けず劣らずの釣りキチで、相棒でありライバルでもある。そのセンスは脅威であり
α-sight(アルファー・サイト)でも遺憾なく発揮している。 |
坂本 | 前回の続きで(へら鮒3月号参照)やってきました実釣編! へら鮒釣りは初心者なので今日はよろしく |
SHINGO |
任せてよ、と言っても俺もまだまだ初心者だけどね・・・ ここは規模は小さいけど、魚も濃くロケーションも良いのでお気に入りの釣り場なんだ、平日なのにかなり混んでるから「新べら」が入っているかもね、難しい時期だけどアタリが期待できるかもよ。 |
坂本 | それは楽しみだね、早くレンズテストがしたくなったよ! |
SHINGO |
さすが、釣る事よりレンズテストが先とは、間違いなくレンズマス ターだよ! ところで今日は、晴れだか曇りだかよく分からないような微妙な天候だけどレンズは何が良いと思う? |
坂本 | ちょっと難しい天気だよね、特にこの時期(1月中旬)は太陽の位置が低いので、太陽光が直接目に入ってきたりして見難くなる。今日は薄曇の間から時折太陽が顔を出す状況で、暗いのに時より眩しいといった特殊な状況だから、持ってきたレンズをいろいろ試してみよう。自分の感覚で水面のギラツキや太陽光が眩しく感じないレンズの中から一番明るいレンズを選ぶと良いよ。 |
準備を終え早速実釣を開始するとすぐにアタリが!(注・さわり、もしくは糸ズレです) 私の予想では冬場だけに数少ない小さなアタリを偏光の威力で捕らえていくのが今回のテーマだったのだが・・・ |
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SHINGO | 難しいねえ。冬の定番である底釣りをしていたんだけど、まだまだ慣れないから分からないよ・・・。難しいねえ。 |
坂本 |
本当だ! よし!その”浅ダナ”ってやつをやってみようよ。 |
SHINGO | OK!・・・・ おおーウキが動くぞ!釣れそうだね! |
坂本 | おおー凄い動く!ヘラも見えるぞ! 今までウキを見るのに必死だったけど・・・偏光で見ているから水面近くにヘラがいるのが微かに見えるね。 こんな時は、水中の微かな変化を見やすくするレンズが良いね。シューティングレッド等の赤系か黄緑色も見やすいよ! この状況ならもっとタナを浅くすれば、エサを食うところを見て合わせられるじゃん。みんななんでやらないの? |
SHINGO | それ、禁止だから・・・。 へら釣りはウキに出るアタリをとって釣らなきゃダメなんだよ。それにここでは、オモリからウキまで1m以上はなすというのがルールなんだよ! |
坂本 | そうなんだ、名案だと思ったのに・・・。 ウキの動きを見て、アタリなのか糸ズレなのか、水中の状況を全て判断しなければならないのは難しいね。 |
SHINGO | だから偏光が重要なんだよ! 釣り場の水の色や光の加減によっても見え方は変わると思うから・・・。 さっきから釣りに夢中になっているけど、レンズテストの結果はどうなったんだい?なにかわかった? |
坂本 |
そんな簡単に結論は出ないんだよ。偏光の世界も奥が深いからさ。 今日の感じで行くと、自然な光量が少なく極端に濃いレンズだと暗くなりすぎて見づらくなってしまう、かといって偏光をしていないと、時折雲の隙間から射しこむ光が眩しくてウキを見失ってしまう時がある。こんな時は偏光度が高く明るいレンズが見やすい。シューティングレッドなんか良い感じだね! ただ状況(水の色や光の加減)によって見え方は変わってきちゃうし(笑)、それにへら鮒をする人と接しながら思ったのが、人それぞれ求める物が違うということ、眩しさを和らげたいとか、長時間釣りしていると眼が疲れて困るとか、とにかくウキをハッキリ見たいとか、明るさの感じ方・色に対する感覚は個人差があるからその人に合った物を見つけることが大切だね。 でも実際にへら釣りしながらテストすると非常に参考になるね、答えは釣り場の中でしか存在しないから。 へら鮒釣り最強偏光レンズとは、その人に合ったベストなレンズを正しく選択してあげることなのかもしれないね。 簡単にレンズカラーの特性と、状況に合わせた使い分けをまとめたので参考にしてほしい。
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SHINGO | 次回はもっといろんな人を集めてレンズテストしてみようよ。 ふー、何とかお互い10枚程釣れたね!あーオレはもっとヘラ釣り が上手くなりたいよー(笑) |
ということで、次回につづきます。 |
カラー系統による見え方の違い |
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グレー系 | 眩しさを抑える効果が一番高いカラー。濃度の濃いグレー系レンズは強烈な日差しの中で、明るめのグレーは、自然な色彩で見えるので、色を忠実に感じたいシーンに欠かせない。 |
ブラウン系 | 同じ濃度なら、グレー系より明るく感じられるれ、イエロー・赤系よりも暗く感じられる。イエロー・赤系よりも自然な色彩なため様々な状況に対応できる。 |
グリーン系 | 人間の目が最高感度を持つ光の波長550nm(緑色の光)を見やすくするのがグリーン系カラー。リラグゼーション効果が高く、目の疲れやすい人や長時間の使用に適している。 眼が疲れやすい人にお勧めのカラー |
赤系 | 白黒のコントラストを高めてくれるので、対象物が立体的に見え、赤・白・黒といったカラーを際立たせるので、ウキの目盛がハッキリ見えアタリが認識しやすくなる。 |
イエロー系 | コントラスと効果が非常に高く、ローライトコンディションの定番カラー。 薄暗い状況下で視認性をアップさせるが、晴天時の使用では眩しく感じる場合も。 |
*同じカラーでも濃度によって見え方も変わりますし、各メーカーによってそれぞれ色合いが違います。
詳しくは、店頭又は、TEL(048-591-4202)・メール(t-sakamoto@mva.biglobe.ne.jp)にて、坂本健博までお問い合わせください。